紫外線や熱中症対策に男性からもニーズ増。 ジェンダーレスの 最新「日傘」7選

ダイエット情報
移り変わる傘のトレンド
150年でどう変わった?
日本に日傘が広まったのは約150年前、明治維新真っ只中の1870年頃だといいます。
「傘には、和傘と洋傘の2種類があり、日傘の起源は洋傘にあります。国内で初めて販売されたのが明治時代初期です。当時の傘は高級装飾品で、上流階級の限られた層しか持てませんでした。1872年に、現在の東京・銀座で輸入洋傘の販売を手掛けていた『仙女香 坂本商店』が国産の傘を作り上げたことをきっかけに、少しずつ庶民に普及するようになりました」(小宮商店 代表取締役・小宮宏之さん、以下同)
小宮商店3代目の小宮宏之さん。
「当時の傘は、主に女性がファッションアイテムとして使用していました。明確な日傘と雨傘の区分けはなく、同じ傘を雨の日に使えば『雨傘』と呼び、日差しを遮るために使えば『日傘』と呼んでいたそうです」
小宮商店にディスプレイされている明治時代に実際に使われていた洋傘の復刻品。(写真提供=小宮商店)
「その後、約70年の時を経て太平洋戦争の終焉を迎えるわけですが、戦後も日傘利用の主流はあくまでファッションでした。昭和後期まで、『紫外線が健康に悪影響を与える』という概念がなく、日に焼けたほうが健康的で美しいという考えだったのです。
この流れが変わったのが90年代後半です。紫外線が体に害を与えると言われるようになり、突如、日傘の売れ筋が白から黒に変わりました。その後、傘生地にフィルムラミネート加工する技術が誕生し、UVカットのコーティング剤が開発されると、色や柄のバリエーションが一気に増えました。現在は、光を99.99%遮断する一級遮光の傘も登場しています。ファッションから健康志向へと、流行が移りつつあります」
やっぱり差したほうがいい?
日傘の効果
ここ数年で、実際、日傘を購入する男性客が増えているそう。
「男性用日傘が普及し始めたのは、2019

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