悲しい気持ちが続く人は脳卒中に要注意! 海外研究でうつ症状との密接な関係が判明

ダイエット情報
脳卒中につながる要因にうつ病?
何をやっても悲しくて楽しめない、眠れない、食欲がないなどの症状は、うつ病のサインかもしれません。日本では100人中6人が一生のうちにうつ病を経験するという調査結果もあり、決して珍しいことではありません。また、女性は男性に比べて1.6倍もうつ病になりやすいといわれます。うつ病は日常生活に大きな影響を与えるので、早期に助けを求めることが大切。さらに、命に関わる脳卒中のリスクを高めることもあり、注意が必要です。
最近、国際的な研究グループが、ヨーロッパ、アジア、北中南米、中東、アフリカなど世界のさまざまな地域から集まった2万6000人以上の参加者を対象に、脳卒中につながる要因を調査しています。
参加者の半数は過去に脳卒中で入院したことがあり、残りの半数は性別、年齢などの条件を合わせた、これまで脳卒中になったことがない人たち。全員に身体検査や血液検査を行うと同時に、アルコールや喫煙、ライフスタイルなど、脳卒中のリスクに影響すると考えられている複数の質問に答えてもらいました。そのなかにはうつ症状も含まれ、悲しい気持ちやふさぎがちな状態などが2週間以上にわたって続いたことが過去1年以内にどれくらいあったかや、抗うつ薬の使用について聞いています。そして今回は特にこのうつ症状と脳卒中との関連性に注目して分析しました。
うつ症状が多いほどリスク高まる
こうして研究で確認されたのが、過去1年間にうつ症状があると、脳卒中になるリスクが上がること。具体的に見ると、過去1年間にうつ症状があると、脳卒中になるリスクは46%高くなりました。これは脳梗塞などの血管が詰まるタイプ(虚血性)でも、血管が破れるタイプ(出血性)でも同様でした。
注目すべきは、うつ病の症状が多い人ほど、脳卒中のリスクが高いということです。たとえば、症状が1~2つの人は脳卒中のリスクが35%高く、

リンク元

タイトルとURLをコピーしました