歯周病の進行度には『ジンジバリス菌』が影響!? 歯科医が解説、凶悪菌の活性を高めてしまう条件とは

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歯周病を重症化させる“歯周病菌の王者”とは
歯周病は10種類以上の原因菌の組み合わせによって引き起こされます。その病原性にも高低があり、病原性の高い歯周病菌が定着していなければ、行き着く症状も軽度、または中等度で済みます。しかし、病原性の高い歯周病菌が定着している場合は、重度歯周炎まで行き着き、歯が抜け落ちてしまうこともあるといいます。
歯周病菌は、危険度別に、悪性度の高い『レッドコンプレックス』といわれているグループを“歯周病ピラミッド”の頂点とし、それよりも低病原性の歯周病菌を『オレンジコンプレックス』、その下に『ブルーコンプレックス』をはじめ『パープル』『グリーン』『イエロー』と歯周病菌は6つのタイプに分類されています。
「この『レッドコンプレックス』の細菌がいる場合、歯周病の重症化リスクは格段に高まります。『レッドコンプレックス』に属しているのが、トレポネーマ・デンティコラ菌、タンネレラ・フォーサイシア菌、ポルフィロモナス・ジンジバリス菌(以降、ジンジバリス菌)という病原性が高いトップ3の歯周病菌です。なかでも“歯周病菌の王者”ともいえるジンジバリス菌の有無に、私たち歯科医は注意を払っています」
ジンジバリス菌をはじめとするレッドコンプレックスは、まずそれ自体の毒性が強く、歯茎に強い炎症を起こします。
出血によって凶悪な歯周病菌が元気に!
高病原性の歯周病菌であるレッドコンプレックスは、口腔内に定着していたとしても健康的な口内ではその活動は抑えられています。レッドコンプレックスが動き出すには、いくつかの条件があるとされています。
それは以下のような状況です。
・歯周病が一定段階に進行し、豊かなプラークが形成されている
・歯周ポケットが深く、空気のないアルカリ性の環境が整っている
・疲労やストレスによる免疫力の低下や、喫煙習慣、遺伝的要因など
「つまり、歯周病菌に

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