現役時代の習慣から、今もメニュー選びはバランスを考えて(上村さん)
—上村さんは、現役時代の食習慣が今も生きていると感じることはありますか?
上村さん
現役時代に食事内容を改善したことにより、偏食気味だったメニュー選びが整ったと感じています。好きなものだけじゃなく、いろいろなものを食べられるようにバランスを考えてメニューを選べるようになったのは、現役時代の習慣によるものだと思います。現役時代に比べると、意識は低くなってしまっているかな、とは思いますが。
岡田さん
上村さんは謙遜しますけど、ふつうの人から見たら、十分意識高いですよ。
上村さん
ありがとうございます。たしかに、栄養バランスは悪くないかなと思います。でも、筋肉量が減ったので、寒がりになりました。ずっと雪のなかでスポーツしてきたんですけど。
—引退したアスリートにありがちな変化というと、ほかにどんなことがあげられますか?
岡田さん
やはり、運動量と食事量のミスマッチですね。ストイックに節制していたアスリートだと、タガがはずれて食べすぎてしまう人もいます。ただ、女性にとっては栄養が潤沢に体に入ってくるようになるので、月経不順や貧血といった女性特有のトラブルが改善することも多いです。体脂肪はつきやすくなってしまいますけどね。
食べることは生きること。楽しめる方法を見つけた人が勝ちです(岡田さん)
上村さん
私は現役中も楽しく食事をしていたので、急に食べ過ぎてしまうということはなかったんですが、40歳を境に運動を始めたのでむしろ食べないと、と思っています。