海外研究が注目! スパイスの「カルダモン」に体脂肪率を減らす働き

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カルダモンの脂肪や体重への影響を比較
ほかのスパイスと同じように、カルダモンも健康にとってよい効果をもたらすスパイスのひとつと見なされてきたようです。主に動物実験による研究では、カルダモンが新陳代謝を高め、体重を減らし、抗炎症作用をもつことが明らかになっています。また、カルダモンにはファイトケミカル、ポリフェノール、テルペン類などの成分が含まれ、これらの成分は血液中の糖質や脂質、酸化ストレスを抑制する作用もあるとされます。
今回、メキシコと米国の研究グループは、カルダモンがエネルギー消費、ひいては体重や食習慣に影響を与えるのかをたしかめることにしました。研究では、ネズミにふつうのエサ、あるいは粉末のカルダモンを3パターンの割合(3〜12%)で加えたエサを14週間与え、皮下脂肪や内臓脂肪の量、体重、細胞内の脂肪代謝活動などを比較しました。
除脂肪量を維持しつつ脂肪を減らす
こうして研究で明らかになったのが、カルダモンを摂取したネズミのグループは食欲が少し増えたのにエネルギー消費量が増え、体脂肪と体重が減ったことです。
この体重減少は単純に脂肪量が減ったわけではなく、除脂肪量(筋肉や骨など脂肪以外の部分)が増えたにもかかわらず、脂肪だけが減るという変化でした。カルダモンのグループでは脂肪組織内の脂肪分解が増加し、皮下脂肪、内臓脂肪、褐色脂肪組織の脂肪細胞が小さくなっていました。
今回の研究では、最も少ないカルダモン配合量でも効果が見られ、これを人間に換算した場合、体重およそ60kgの人でカルダモンの活性成分を少なくとも77mgとればよいことになります。これはカルダモンの種子が入ったサヤ8〜10個分に相当するそうです。
研究グループのメンバーによる別の研究では、慢性的な炎症につながりかねない軽い炎症を低減するというカルダモンの抗炎症効果も示されています。
確認されたこれらのカ

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