ネイルの紫外線が体に悪い? 海外研究で認められたのは無視できなさそうな肌の影響

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人の表皮や真皮の細胞を使って検証
ジェルネイルはジェルをかためるための紫外線に手をかざすのがマニキュアとの大きな違い。紫外線でジェルをかためることで見た目やデザインの自由度が高まり、爪が長持ちするのは大きなメリットです。
一方で、短時間とはいえ、紫外線に肌をさらすのは気が引けると思う人もいるかもしれません。国際がん研究機関(IARC)によると、紫外線にさらされるリスクはたしかにあります。その分類は「発がん性が認められる」というもの。紫外線にはA波とB波がありますが、どちらも細胞を傷つけることが多くの研究で証明されています。
さらに最近、頻繁にジェルネイルを使用している人で、非常にまれな指のがんにかかった人のケースが医学誌で報告されるようになっているといいます。
そこで今回、米国カリフォルニア大学などの研究グループは、ジェルネイルをかためるために使われているUV照射装置が細胞にどんな影響を与えているのか、人の表皮細胞、人とマウスの真皮細胞という3種類の細胞を使って、分子レベルで調べてみました。
UV照射装置の下に各細胞を20分置いて、1時間後にもう1回置くパターン(急激に多くの照射を受けた場合を想定)と、この20分を3日連続するパターン(日常的に照射される場合を想定)の2つの条件で、その後の細胞の状態を詳しく見ています。
1回の照射でも多くの細胞死
こうして確認されたのは、どちらの条件でも、多くの細胞が死んでしまったり、修復できない傷を負ったりすることです。
具体的には20分の照射1回で20〜30%の細胞死、さらに3日連続の照射では65〜70%の細胞死が起きていました。生き残った細胞でも、活性酸素が増加したことによりミトコンドリアが壊れたり、DNAが傷つけられたりして、しかもその損傷が修復されずに遺伝子の変異につながっていることもありました。この変異は人の皮膚がんで見られ

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