数分でも座っている時間を軽い運動に置き換えると…? 海外研究の分析でわかった健康効果とは

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活動量計で行動を5つに分類
日常のなかで定期的な運動を行う、座っている時間を減らす、質のよい十分な睡眠をとる。これらの行動はそれぞれ独立した研究に基づいて、心臓病や血管の病気のリスクを減らすことに役立つとされています。また、それらの活動は1日のなかでお互いに関連しながら、全体的な健康状態の向上につながると考えられています。
そこで今回、英国ロンドン大学をはじめとする国際的な研究グループは、1日の行動を5種類(睡眠、座っている、立っている、軽度の運動、中〜高強度の運動)に分け、その構成と心臓および血管の健康との関係を調べてみました。
対象としたのは、英国やオランダなど5か国からの観察研究6件(合計参加者1万5000人以上)のデータです。太ももに活動量計を装着してもらって収集した数値から、1日の行動パターンの構成を算出し、BMIや胴まわり、コレステロール値、HbA1c(糖尿病の診断に用いられる指標)などの健康指標との関連性を分析しました。
軽度の運動は、100歩/分未満のウォーキングとそれ以外の立った動き、中〜高強度の運動は100歩/分以上のウォーキングと階段の昇降やランニングなどとしました。座っている時間には、睡眠以外の横になっている時間も含まれます。
軽い運動でも時間をかければ同様の効果
こうして研究で確認されたのが、1日の行動パターンの構成で「中〜高強度の運動」の割合を多くした場合と「座っている」の割合を少なくした場合に健康指標の結果がよいことです。
具体的には、座って過ごす時間が多いと体に悪い影響がありますが、その反対にほかの行動パターンに時間を割くほど、体によい影響があることが明らかになりました。また、中〜高強度の運動、軽度の運動、立ち姿勢、睡眠の順で時間を多く使うほど好ましい影響が認められました。
この研究では、日々の行動の割合を変えた場合の影響も検証。その結果

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