野菜の栄養、キャッチできてる? 食べ方次第では“吸収ロス”をしてるかも! 管理栄養士が教える、栄養の吸収効率アップ術

ダイエット情報
緑黄色野菜に含まれる「カロテノイド」。不足すると老化が進む?!
健康や美容のために、ふだんから意識して野菜を食べている人も多いことでしょう。でも、「意外と1日に必要な量を食べられていません」と、蒲池先生は話します。
「野菜は1日に350g以上とるのがよいとされています。目安は、生野菜なら両手いっぱい分、ゆで野菜なら片手握りこぶし程度です。しかし、令和元年の国民健康・栄養調査では、女性の野菜摂取量の平均は約273gで、80gも足りていません。緑黄色野菜には、美容と健康の維持には欠かせない栄養素が多く含まれていますが、推奨量120gに対して摂取量は87gです。特に20~40代の女性の食べる量が少ないことが指摘されています」
そもそも緑黄色野菜とは100g中にβ-カロテンが600μg以上含まれている野菜のことで、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、トマト、ケールなどです。このβ-カロテンはリコピンとルテインなどとともにカロテノイドと呼ばれ私たちの体で大切な働きをしています。そのひとつが「抗酸化作用」です。
「『抗酸化作用』とは、『酸化』から体を守ってくれる作用のことです。私たちは生きるために呼吸によって体内に酸素をとり込んでいますが、体内に入った酸素の一部は『活性酸素』に変化します。体の中で、この活性酸素と反応したところが炎症を起こしたり、老化してかたくなるなどの変化を起こします。これが『酸化』です。活性酸素が抗酸化作用を上回った状態は『酸化ストレス』とも言われます。酸化ストレスは、たんぱく質や脂質などの細胞を傷つけ、老化を早める原因になります。美容面でいえば、肌にはシミ・シワ・たるみができやすくなり、白髪や脱毛も多くなっていきます」
『酸化ストレス』はさらに、病気を引き起こしたり、免疫力の低下などにつながったりもするといいます。動脈硬化も『酸化ストレス』が深刻化したものとも考えら

リンク元

タイトルとURLをコピーしました