「ぼーっとしてしまう」「1日のタスクがこなせない」 ドクターが解説、現代人の集中力低下の原因と対策

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2つの「集中力」
作業がはかどったり、予想以上の成果を出したりしたとき、“集中できている”と感じますよね。逆にふだんしないようなミスをしたり、やる気が出なかったり、つい別のことを考えてしまうときは、“集中できていない”状態ということができます。
この集中力は2つに分けられます。
「アスリートや演奏家が限られた時間内でパフォーマンスを上げるための集中力を『短期集中力』とするのに対し、私たちが仕事や勉強で必要とするゆるやかに長く途切れない集中力は『持続集中力』と名づけられます」(小林先生)
日々の仕事をこなすために、『短期集中力』を必要とすることはほとんどありません。必要とするのは1日のタスクを無事終わらせるための安定した集中力。
この『持続集中力』は自身が安定した状態でいることで、適度に休みを挟みながら8時間という仕事時間を充実したものにすることができます。
現代的生活が集中力低下を招く
スマホが集中力を低下させるという指摘はよく聞きますが、カナダのマイクロソフト社によると、現代人の集中力は8秒しか続かず金魚の9秒を下回る、というような衝撃的なデータも。
「情報型社会が到来し、現代人の意識があらゆることに向けられ集中しづらくなったということは間違いないでしょう。関心事が多くなり、常に情報のアンテナを張っている状況に身をおくことで、心身ともにリラックスできる時間は誰もが以前より少なくなっているはずです」
集中力と大きく関わるのが自律神経です。情報型社会のストレスが自律神経を乱し、集中力を低下させてしまうのです。
「自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、一方が優位になり過ぎると集中力に悪影響を与える感情を生み出してしまうため、交感神経と副交感神経のバランスをとることがとても大切なのです。両方が高いレベルでバランスがとれれば、それだけ集中力も高くなり、ハイパフォーマンス

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