女性は早食いも影響? 筑波大学の研究から生活習慣と仕事の成果との関連明らかに

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11の生活習慣について調査
少子高齢化が進み、働く年齢層の人口が減少するなか、生産性の低下が社会問題になっています。このような状況において、個々人の健康はますます重要になっています。なぜなら、ひとりひとりが仕事の能力やその成果(仕事のパフォーマンス)を高めることが、全体の生産性を向上させるカギだと認識されているからです。
その一環として、健康に影響する食事や運動などの生活習慣を改善しようという取り組みがありますが、具体的にどんな生活習慣がどのくらい影響するのか、あまり明らかではありません。
そこで今回、筑波大学の研究グループは、日本のある企業の1万2000人以上の従業員を対象に、生活習慣と仕事のパフォーマンスの関係を研究しました。彼らには11の生活習慣(喫煙、運動、食事、飲酒、睡眠に関するもの)についてのアンケートと、仕事のパフォーマンスを評価する質問に答えてもらいました。さらに、健康状態に関するデータも集め、男女別に分析しました。
女性は食べる速さも影響
この研究によって明らかになったのは、男性でも女性でも仕事のパフォーマンスが低下する主な原因は、十分な睡眠をとっていないことであるという点です。
研究では、運動をしないことや夜遅くに食事をすることも、仕事のパフォーマンスに影響を与えることがわかりました。ほかの生活習慣に関しては男女で違いがありました。女性の場合は早食いが、男性では歩く速度が遅いこと、喫煙、朝食を食べないことなどがパフォーマンス低下に関連していました。
この結果を受けて研究グループは、仕事のパフォーマンス改善のためには、睡眠の改善、運動の習慣、適切な時間に夕食をとれるようにすることを目標にしたサポートが大切だといいます。仕事の面でも健康はますます注目されそうです。
<参考文献>
Poor Work Performance Among Japanese E

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