歯と歯の間に食べものがはさまりやすいのは歯周病のサインかも!? あなたは大丈夫?歯周病のリスクとケアの最新情報

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歯ブラシだけでは不十分! 歯周病発症のメカニズムとケアの方法とは?
いい歯の日(11月8日)に向けて開かれた「歯と口の健康シンポジウム 2023」。第一部は大阪大学大学院歯学研究科 予防歯科学講座教授の天野敦雄先生と、内科医・認定産業医の桐村里紗先生、そしてMC・タレントの上田まりえさんのトークセッション方式で、歯周病菌の特徴と、歯周病と腸内環境の関係について、お話しいただきました。
「歯みがきは、じつはとても難しいんです」と天野先生。
「汚れがつきやすいのは、歯の表面、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目。歯の表面の汚れは比較的落ちやすいのですが、歯と歯の間と、歯と歯ぐきの境目は、みがき残しやすく、2割は汚れが残ると言われています。1日に何回、歯みがきをしたとしても、毎回同じところをみがき残していれば、365日、汚れはつきっぱなしになりますね。この汚れはプラークという、歯周病菌などの細菌のかたまりとなって口の中にとどまり続けます。
プラークにミネラルが沈着すると固くなり、歯石になります。歯石がたまると、歯と歯ぐきが離れて歯周ポケットと呼ばれるすき間ができ、歯石とプラークが入ります。また、口の中に入り込んだ歯周病菌をやっつけようとして、炎症性サイトカインが炎症を起こすため、歯周ポケットが赤くはれます。こうして歯周病が引き起こされます。
歯周病菌は、鉄分とたんぱく質が好物です。炎症が起きて歯周ポケットから出血するようになると、血液の中に含まれている鉄分とたんぱく質が養分となり、歯周病はぐっと進行することになります。歯周病菌の影響で骨(歯槽骨)がやせ、歯を支えることができなくなると、やがて歯が抜け落ちます。
日本人の多くが健康を意識し、自分ではお口のケアを行っているつもりでいますが、成人の7割が歯周病にかかっているというのが現状です。みなさん、こちらのセルフチェックを行ってみてくださ

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