喜びや悲しみが腸内細菌にも影響!? 海外研究で感情と腸内細菌の関係性の一端が明らかに

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3か月後の腸内フローラを分析
腸内細菌のバランスが乱れると、不安症やうつ病、神経の病気などの問題を引き起こす可能性があることが、これまでの研究で明らかになっています。興味深いことに、これは双方向の関係で、さらなる研究により、私たちの感情が健康に大きく影響することもわかってきているのです。
今回、ハーバード大学など米国の研究グループは、感情やそのコントロール方法が、腸内細菌の構成や働きとどのように関係するのかを調べてみました。分析したのは、米国の女性看護師の追跡調査に参加している200人以上のデータです。
参加者には、過去1か月間の感情について、それがポジティブ(幸福感や将来への希望など)だったか、ネガティブ(悲しみや不安、孤独感など)だったか、また感情にどう対処したかを質問。対処法については、視点を変えて自分の感情を見つめ直す方法と、感情を表に出さずに我慢する方法を選ぶ形式にしています。この調査から3か月後、腸内細菌の種類と機能を把握するため、便のサンプルを採取してチェックし、これらが調査回答とどのように関連しているかを確認しました。
ポジティブかネガティブかで結果が違う?
こうして研究で確認されたのが、感情がポジティブか、ネガティブかが腸内フローラと関連していることでした。
具体的には、この研究では、幸福感や希望といったポジティブな感情を抱いている人、および感情をうまくコントロールする方法をとっている人では、特定の種類の細菌が多く見られることがわかりました。一方、ポジティブな感情をもつ女性には少ないけれども、ネガティブな感情をもつ女性には多い細菌の種類も確認されました。
興味深いことに、感情をため込んでいる女性では腸内細菌の種類が少なく、ネガティブな感情が強い女性では腸内細菌の機能(主に代謝に関連する種類の細菌)が低下していました。
今回の研究では、ほとんどの人が年配

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