<性教育YouTuberシオリーヌさんにインタビュー>助産師として働く中で感じた「日本の性教育の課題」

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「大人でも性教育の知識が不足している」助産師としての気づきがスタート地点
大学卒業後、助産師として産婦人科病棟に勤務し、出産時のサポートや生まれた赤ちゃんとお母さんのケアをしてきたシオリーヌさん。病院で出会う女性の多くが、自身の体や、ライフプランに関わる知識を得る機会がなく、妊娠、出産というできごとが自分に起きて初めて知識が不足していたことに気づく様子が印象に残っているそうです。
「本来、ライフプランに関わる知識は中高生の早い段階に得ることが重要で、その知識を生かすことでライフプランを選んでいくことができると感じます。しかし、現在の日本の性教育では、子どもたちには限定的な情報しか与えられていません。このことから、徐々に『性教育の情報発信』に関心が高まっていきました」(シオリーヌさん)
早い段階での性教育の大切さを実感していたシオリーヌさんが、「若い年代のサポートもできるようになりたい」という思いで、思春期保健相談士の資格を取得したのが2017
年のこと。その後、看護師として児童思春期病棟に勤務し、若い方々への心理的サポートをするためのコミュニケーションのとり方を学んだそうです。
そして2017年に、仕事の休日を活用して性教育の情報発信をスタート。徐々に活動の幅を広げ、「学校の授業で講義してほしい」という依頼も来るようになっていきました。その後、2019年にはYouTubeでの配信を始め、軌道に乗り始めたタイミングで病院を退職。「性」に関するYouTubeでの情報発信や講演活動、著書の執筆など「自分だからこそできること」に力を入れるようになったそうです。
「日本の助産師の専門性は、『出産と母乳育児のサポート』という認識が強いですが、私は『性教育』の分野でも専門性を大きく発揮できるだろうと考えています。例えば、スウェーデンでは、ユースクリニックという若い年代の方が受診する専門

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