日常の活動量に注目! 海外研究によると「1分の息の上がる動き」が複数回あるだけで運動並みの効果に

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2万5000人以上の記録から算出
ふだんの生活のなかでも短時間、息を切らすような活動をすることは珍しくないでしょう。たとえば、バスの時間に遅れそうになって走ったり、元気な子どもの相手をしたり、家事で力を出したり。そんな生活のなかで行っている自然な運動はちょっとしたエクササイズになっているといってもよいのでしょう。
今回、オーストラリアや英国などの国際的な研究グループは、特に意識せずに行っている激しい活動を「日常生活での間欠的な激しい身体活動(VILPA)」と名づけ、その実態と健康への影響を調べました。それらの身体活動をまとめて、どれくらいの活動量になるのか初めて正確に測定したのです。このような測定が可能になる背景には、体に装着して活動量を高精度で測定できるウエアラブルデバイスが手軽に利用できるようになった状況があります。
研究グループは、英国で約50万人の健康情報を集めた「UKバイオバンク」のデータを使い、余暇にスポーツや運動をしていないという2万5000人以上について、手首に装着する活動量計の記録からVILPA量を算出。そして、およそ7年にわたる追跡期間の医療記録をもとに心臓や血管の病気、がん、死亡率との関係を調べてみました。
“激しい運動”と同様の効果
今回の研究で確認されたのは、日常生活での活動量が多いほど死亡率が低下することでした。具体的には、日常的な活動であるVILPAが多いほど、特に心臓や血管の病気による死亡率が下がっていました。およそ9割の人がVILPAをしていると判定され、その大部分が1分未満(平均45秒)でしたが、これが1日3、4回あると、VILPAがなかった人に比べて、原因にかかわらない死亡率およびがんによる死亡率が最大で40%低下していました。さらに、心臓と血管の病気による死亡率は49%低いことが判明。特に活動量の多かった、VILPA が1日11回

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