海外研究から明らかになった意外な関連性…副鼻腔炎になるとリウマチ性疾患のリスクが40%アップ!

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呼吸器や肺への刺激が問題に?
これまでの研究によると、たばこの煙、空気汚染物質、気道感染症による呼吸器や肺への刺激がリウマチ性疾患のリスクを高めることが知られています。一方、副鼻腔炎は風邪が悪化して起こるケースが多く、幅広い年代で見られる一般的な症状ですが、今回の報告を行ったメイヨークリニックなど米国の研究グループは、最近の研究で、副鼻腔炎を含む上気道感染症が関節リウマチの発症リスクを上げるという発見をしています。
そこで研究グループは今回、副鼻腔炎とさまざまなリウマチ性疾患との関連性について調べてみました。分析したデータは米国ミネソタ州の住民50万人以上の20年に及ぶ医療記録です。リウマチ性疾患に関連すると考えられている要素(年齢、性別、人種/民族、BMI、喫煙など)を考慮したうえで、何らかのリウマチ性疾患になった人とならなかった人とで副鼻腔炎の病歴の影響を見ています。
5〜10年後の発症リスクが特に高い
この研究で明らかになったのは、副鼻腔炎を経験している人は、リウマチ性疾患になるリスクが40%も高くなることでした。
たとえば、血栓症や習慣性流産などにつながる抗リン脂質抗体症候群と呼ばれる難病でもっともリスクがアップし7倍に。次いでシェーグレン症候群のリスクが2倍以上になりました。そのほか、血管炎、急に首や肩が痛くなるリウマチ性多発筋痛症では、いずれも40%のリスク増でした。また、副鼻腔炎が急性の場合、血清反応陰性(血液中にリウマチ因子がないタイプ)の関節リウマチになるリスク上昇(80%アップ)にも関連していることがわかりました。
さらに初めてリウマチ性疾患と診断される5〜10年前に副鼻腔炎になっていた場合に発症リスクが特に高くなっていました。加えて、副鼻腔炎になった回数が多いほど発症リスクが高く、7回以上の罹患では全身性自己免疫疾患のリスクが5倍近くになりました(

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