より自由に、より快適に…2024年のフェムケアは“自分はこれがいい”を選ぶ力がカギ【FYTTEフェムケア座談会 後編】

ダイエット情報
“見える化”が追い風に!? 社会全体で議論が広がった2023年
トレンドワードは、その年にFYTTEが注目しているテーマを表現したもの。
これまでにフェムケアをテーマにして掲げたトレンドワードは、2022年『フェムケア』、2023年『リアル・フェムケア』、そして今回2024年が『みんなのフェムトレ』です。
毎年、少しずつ表現が変わっていますが、どれも根底にあるのは“女性特有の不調をいかにケアして快適に過ごすか”を考え、実践していくこと。
2022年から2023年にかけては社会的なテーマとしても広がりを見せ、議論が活発になりました。
2023年のトレンドワードは『リアル・フェムケア』
(鈴木)
2023年のトレンドワードとして掲げたのは『リアル・フェムケア』。より身近な話題となっていくことを予想し、実生活に根差すという意味で“リアル”という言葉をプラスしています。女性の活躍推進も相まって、国・企業レベルでの動きも盛んになっていきましたね。
(森下)
女性の不調の悩みが可視化されるようになったことも後押しになったと思います。たとえば、生理痛やPMSなど女性特有の体調不良による生産性の低下や欠勤の影響で、1年間で約4,900億円もの労働損失が出ているという試算(*1)や、多産だった昔の女性と比べて現代女性は生理の回数が4~9倍(*2)ほどにもなり、体に負担がかかっているという点も指摘されるようになりました。
*1 経済産業省が公開している「働き方、暮らし方の変化のあり方が将来の日本経済に与える効果と課題に関する調査 報告書(概要版)」より
*2 日本産婦人科学会編著「HUMAN+女と男のディクショナリー」掲載の情報をもとに編集部が計算
(大島)
これまで生理の悩みや更年期など女性の不調をオープンに語ることは日本ではタブー視され、ガマンしたり、個人の問題として収めてしまいがちでした

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