摂取エネルギーと消費エネルギーのミスマッチに注意! アスリートが陥りやすい「REDs」とは?

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REDsの症状は本当にさまざま
今回の報告は国際オリンピック委員会(IOC)による2023年度の「合意声明」として、国際的な専門家グループが行ったもの。
REDs(Relative Energy Deficiency in Sport)-“スポーツにおける相対的エネルギー不足”は心身にさまざまな影響を与える問題として、2014年度のIOC合意声明で初めて提示されました。今回の声明では 直近5年間の科学的研究における進歩に基づいてREDsを予防し、アスリートの健康や成績を守るためにREDsについての理解と認識を広めることを訴えています。
今回の声明によると、運動でエネルギーを消費したあとに、体の機能を最適に維持するために利用できるエネルギーが足りなくなることは、「利用可能エネルギー不足」(LEA=low energy availability)と呼ばれています。このLEAは体の順応力や回復力でカバーできる程度や短期間であれば問題ありませんが、極端に大きく不足したり、長く続いたり頻繁にあったりすると、REDsにつながるといいます。
REDsによって引き起こされる症状はさまざまで、身体的なものから精神的なものまであります。具体的には、ホルモン異常や無月経、骨が弱くなることによる骨折の増加、腹部の痛みやけいれん、エネルギー代謝やブドウ糖および脂質代謝の異常、鉄分不足、尿失禁、心拍や血流の異常、免疫系の障害、筋肉の機能や体の成長および発達の低下などが挙げられます。また、睡眠障害や摂食障害、うつ病、認知機能の低下といった精神的な問題も含まれます。
当然ながら身体能力が低下してけがや病気が増えスポーツの成績も低下することに。発症には年齢や性別、遺伝子、外的要因、行動などが影響するそうです。
15〜80%のアスリートが関連すると推定
今回の声明では、REDsまたはLEAについて直近5年

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