睡眠専門医が答えます! 心のモヤモヤも睡眠で解決できる? 即寝の方法は? etc…[後編]

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なかなか眠れない人必見!入眠しやすくなるアイデア教えます!
Q.寝たらイヤなことは忘れちゃうという人がいるけど、心のモヤモヤも睡眠で解決できるの?
A.「イヤなことを思い出して眠れなくなり、睡眠不足になってしまうと、抑うつ状態になってくるので、物事を悪く考えやすくなってしまいます。そうすると悪循環にハマってしまいます。逆にたくさん寝て頭がスッキリすれば、ポジティブに考えられるし、解決策も浮かんできやすくなります。
たとえば、100m走の記録をとるのに、マラソンをした直後に100m走っても、いい記録は出ないですよね。同じように、夜寝る前は、いちばん頭が疲れているときなので、そこで考えてもいい案が浮かぶわけありません。
そんな人におすすめなのは、寝る前に、解決したいことをきっちり頭の中で整理して、あとは解決したあとの自分の姿を考えて眠るという『追想法』または『レミニセンス』と呼ばれている問題解決手法です。これは、発明家のエジソンや、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士も行っていたことで有名です。寝ている間に古い記憶が整理されて、新しい記憶と結びつくことで、新たなアイデアが浮かぶといわれています。寝る前はイヤなことをいつまでも考えず、明日の自分にすべてをまかせるくらいの気持ちで眠りましょう」(坪田先生:以下同)
Q.体も頭(脳)も疲れているはずなのに、眠れない……のはどうして?
A.「これは、頭が興奮している状態だからです。体をコントロールしている自律神経には、体を活動的にする『交感神経』(昼の神経)と、体をリラックスさせる『副交感神経』(夜の神経)がありますが、ストレスを抱えると自律神経がうまく働きません。眠ろうとしても自律神経のスイッチが昼のままでは、心身が興奮・緊張した状態なので、眠れないのです。スムーズに眠りにつくためには、夜の神経である副交感神経にスイッチを切り替え

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