夏といえばの“冷たい麦茶”や“かき氷”が夏太りの原因に? やる気1%から始める やせる養生(2)

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熱中症対策も、やりすぎると夏太りを招く
熱中症にならないようにと冷たい麦茶をたくさん飲んだり、お昼はそうめんや冷やし中華、おやつもアイスクリームやかき氷などの冷たいものを食べていたら、いつの間にか体重が増えて夏太り……。太った原因は、やっぱり甘いアイスクリームとかき氷でしょうか?
「アイスクリームやかき氷だけでなく、麦茶やそうめん、冷やし中華も太った要因かもしれません。じつは冷たいもののとりすぎで太ることがあるのです。僕の専門である中医学(中国の伝統医学で、東洋医学の一種)に“肥人(ひじん)に脾虚(ひきょ)多し”という言葉があります。簡単な言葉にするなら、“太っている人は胃腸が弱っている人が多い”ということ。何か太るようなものを食べ続けたから胃腸が弱った、何らかの原因で胃腸が弱ったから太ったなど、原因や順番は人それぞれ違います。でも、胃腸の状態と肥満は大きく関係するのです。
そのメカニズムは、“胃腸が弱る→消化吸収がうまくできなくなる→体を構成する気血水が十分に作れなくなる→気血水の巡りが悪くなる→体内に不要物がたまり、またそれを排出できなくなる→太る”というものです。胃腸は冷やされると弱るので、冷たい飲みものや食べものをたくさんとっていると、体は太りやすくなるのです。そんな人は、全身が重だるい、下痢や軟便が多い、手足の先が冷える、肩や首がこるなどの不調を抱えている場合が多いのですが、慢性的にそうした状態が続いていて、本人は“自分が不調になっている”と自覚していないこともあります。このような人は中医学的な体質分類では“痰湿(たんしつ)”と“瘀血(おけつ)”に該当します。痰湿タイプは、気血水のうち水のバランスが崩れ、うまく排出できなくなって、体内に余分な水をため込んだ状態。瘀血タイプは、血の質が悪くなり、ドロドロの汚れた血が体内に滞っている状態です。まずはこの体質の偏りを改

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