脳疲労が自律神経の乱れや認知症の原因に。専門医に聞く、脳が睡眠でリカバリーする仕組とは?

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スマートフォンの使いすぎに注意!そもそも脳疲労とは?
近年、スマートフォンの使い過ぎによって脳が疲労することを「スマホ脳」とも呼ぶなど、問題になっていますが、スマホやパソコンから得られる情報量の増加や、ストレスが脳疲労の原因とされています。「脳疲労」とは、その名の通り「脳が疲労」している状態ですが、脳が処理しきれないほどの情報が入ってくると、キャパオーバーになってしまうのです。
脳が疲れているサインには以下のような状態があります。
・考えがまとまらない。
・ぼーっとしてしまう。
・集中力がない。
・記憶力の低下
・ミスが多い。
・怒りっぽい。
・眠気が強い。
これらを放っておくと脳の機能が著しく低下し、頭痛や動悸、息切れやめまい、下痢や便秘など、自律神経失調症の症状が現れます。さらに、食欲のコントロールができなくなり、肥満や生活習慣病のリスクが高くなったり、うつや認知症にもつながるといわれています。
脳疲労と睡眠のメカニズムとは?
脳疲労を回復させるためにも、脳が睡眠で回復するメカニズムを知っておきましょう。
「起きている間、脳内には『アデノシン』という化学物質が蓄積されます。このアデノシンは「睡眠促進物質」とも呼ばれ、疲労とともに増えると眠たくなるようになっています。そのため、脳疲労を起こし、脳に老廃物がたくさんたまっている状態になっても、寝ることで疲労は解消され、朝になるとリセットされて私たちは活動できるのです」(坪田先生/以下同)
「というのも、体内にできた老廃物はリンパ管で運ばれますが、脳にはリンパ管がありません。脳の老廃物は、寝ている間に脳の細胞が少し縮んで隙間を作り、その隙間にリンパ液のようなものが流れて老廃物を洗い流してくれるのです。そのため、しっかり睡眠がとれないと、脳に老廃物がたまったままになってしまいます」
「しかも、この老廃物の中に、『アミロイドβ

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