歩くスピード速いと糖尿病のリスクが低下! 「時速4kmが分かれ目」と海外研究が指摘

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余暇の運動がリスクを減らす?
ウォーキングの健康効果については数々の研究が行われています。ウォーキングには、世界的に増加傾向にある糖尿病に対しても、発症リスクを下げる効果があると考えられており、歩く歩数については目安になる数字が出ています。ただ、歩く速さについては平均的に速いとより心臓や血管の病気やがんのリスクが大きく下がるという研究結果が見られるものの、あまり明確ではありません。
今回、イランを中心とする研究グループは、ウォーキングの速度と糖尿病のリスクとの関連性を調べた過去の観察研究を集めて、まとめて分析。米国、日本、英国から3〜11年の観察期間にわたる10件の研究(合計参加者50万人以上)が研究対象となりました。
ふつうより少しでも速いほうがよい
こうして研究で確認されたのが、速く歩くほど糖尿病のリスクが低くなることです。
具体的にどれくらい低くなるかというと、ややゆっくりの速さ(時速3km以下)に比べて、ふつうの速さ(時速3〜5km)では15%、ほどほどの早歩き(時速5〜6.5km)では24%、かなりの早歩き(時速6.5km以上)では39%のリスク低下になりました。この関係は1日の身体活動量やウォーキングの所要時間とは無関係でした。
分析の結果、リスク低下の効果は時速4km(女性で1分当たりおよそ100歩、男性で87歩)以上の速度で見られ、時速が1km上がるごとにリスクは9%ずつ低くなりました。
今後の研究で結果をより詳しく検証する必要があるようですが、研究グループでは、歩く速度は全体的な健康の重要なバロメーターになりそうだと推測。歩く速度が速い人は心肺機能や筋力が高く、減量にもつながるほか、血糖値の下がりやすさと関連するインスリン感受性が改善され、糖尿病になりにくいと考えられると説明しています。
歩く速度を意識するようにすることで健康につながるとしたら、これは

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