【料理研究家 藤井恵さんの美と元気の秘訣・第1回】苦しくも楽しんだ節約料理、お弁当作り、夫婦の氷河期も!?「藤井定食」への食のプライベートヒストリー

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20代の頃から心の中にあった、小皿のおかずが美しく並ぶ「定食」へのあこがれ
上の写真は、『THE 藤井定食』(ワン・パブリッシング)で紹介されている「鶏のから揚げ定食」です。
一見、品数が多くて手間がかかりそう…と思いきや、レシピを読んでみると1品1品の材料が少なくて作り方もシンプル! たとえば、野菜、きのこ、海藻の“下ごしらえストック”を活用して時短調理をしていたり、冷やしトマトは切ってバルサミコ酢をかけるだけだったり。また、鶏のから揚げの下味には酢が使われ、薄味でもおいしく仕上げる健康のためのワザもあります。
さらに、トレイ(折敷、お盆)やいろいろな形、色の器のコーディネート、見た目にもおいしそうで満足度が高い盛りつけ方など、参考になることばかりです。
「でも、子育てや仕事が忙しいときは、このような定食はできなかったんです」と、藤井さん。
「旅館の朝ごはん、家庭料理のお店のランチ、居酒屋などでトレイにいろいろな小皿や小鉢の料理が並んでいるのが大好きで。あぁ、料理ってこういうのが楽しいんだよね。いつか自分もやってみたいなと、あこがれ続けていました。子どもが小さいときも食事を素敵にしたかったけれど、クロスを敷いてもザッ!と引っ張ってこぼされたりするので(笑)。当時はランチョンマットも敷いていませんでした。でも、いつか子育てが一段落して余裕ができたらやってみたいなと、トレイや器を少しずつ集めていました」
 
超貧乏だった頃の節約レシピが、食材をムダなくおいしく料理する原点に
藤井さんは、大学在学中から恩師のもとで料理番組のアシスタントの仕事をし、22歳で結婚。3年後に長女を出産してからの約5年間は専業主婦でした。料理研究家の仕事をスタートしたのは30歳を過ぎてからで、原点は20代の専業主婦の頃の節約レシピだといいます。
「夫は自営業なのですが、独立したときにバ

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