寝起きに体がだるいのは何が原因? 専門医が教える睡眠で体をリカバリーする方法とは?

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成長ホルモンが欠かせない⁉ 睡眠で体がリカバリーされるメカニズムとは?
睡眠で体がリカバリーされるには、大きく分けて2つのポイントがあるといいます。
「ひとつは、体のクールダウンです。体温を下げて深い眠りにつくことで、日中に疲れた体を休ませます。もうひとつは、体のメンテナンスです。その役割を担っているのが、成長ホルモンです。『成長』という言葉がついているのは、成長期の“身長を伸ばすホルモン”だからですが、大人にとってもとても重要なホルモンです。その働きは、筋肉や骨の成長を促すだけでなく、日中に傷ついた細胞の修復や再生、疲労回復、脂肪の燃焼、紫外線による皮膚のダメージの回復のほか、免疫機能や認知機能にも作用するのです」(坪田先生/以下同)
この成長ホルモンの分泌は思春期をピークに、20代前半から急激に減少するといわれています。「そのため、年をとるにつれ、疲れがとれにくく、60歳以上になると深い睡眠自体がとりにくくなってしまいます。たくさん寝たはずなのに疲れがとれていないというのは、成長ホルモンの減少が大きく影響していると考えられます」
成長ホルモンが減っても良質な睡眠でリカバリーは可能
とはいえ、成長ホルモンが減っても、睡眠の質を高めることは可能だとか。
「成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌され、とくに最初の深い眠りのときに大量に放出されます。人の睡眠は、人によってばらつきはありますが、約90分周期で“脳の眠り”のノンレム睡眠と、“体の眠り”のレム睡眠をくり返します。このくり返しの2回分、約180分の睡眠中に深く寝ることがとても重要なのです。というのも、このときに成長ホルモンが大量に分泌されるからです」
では、入眠の180分に深く眠るにはどうすれないいのでしょう?
「それには、寝室の環境と生活習慣の改善がポイントとなります。寝室の環境とは、夕食後は部屋を暗くし

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