昔は0kcalだった!? 2000年代から、きのこのカロリーが増加した理由って?

ダイエット情報
食品成分表におけるエネルギーの計算方法
食品成分表に掲載されている食品のエネルギー値は、実際に分析しているわけではありません。分析した【A:エネルギー産生栄養素】の値に【B:エネルギー換算係数】をかけることによって導きだされています。
食品のエネルギー値(kcal)=A×B の合計
A:エネルギー産生栄養素
炭水化物・たんぱく質・脂質を主要とする、その名のとおりエネルギーを生み出す栄養素です。ビタミン類やミネラル類などの栄養素はエネルギーを生み出しません。
B:エネルギー換算係数
エネルギーの利用率は食品別にちがいがあるという理由から、日本では食品成分表七訂(1982年~2019年)までは食品別にエネルギー換算係数を研究・使用しています。
係数が明らかでない食品は世界基準等を採用していました。
最新の食品成分表八訂(2020年~)からは世界基準に揃え、組成ごとのエネルギー換算係数が全食品共通で使用されることになりました。すなわち、計算で利用するAの種類もBの数値も大きく変更されたのです。食品そのものは同じなのに、【計算方法】の変化によって、エネルギー値が変化している…。不思議な話ですが、常に情報がアップデートされ、よりたしかな数値に近づいていると理解しています。
こんにゃく、きのこ類、海藻類の計算方法
少し話がむずかしくなってしまいましたが、こんにゃく、きのこ類、海藻類の計算方法の変化をまとめてみます。
○四訂(1982年~1999年)まで
・・・・・・ 「-」(計算不可)
○五訂~七訂(2000年~2019年)まで
・・・・・・暫定値としてエネルギー計算後に「0.5」をかけて算出
○八訂(2020年)から
・・・・・・世界基準に合わせた全食品共通の計算方法で算出
食物繊維が豊富なこれらの食品は、食べ方や個人の消化吸収力によってエネルギー値に大きく差が出るため、正しい数値

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