会う機会が減ったからこそ“言葉”が大切になる。 “ほめる”達人が教える お互いが幸せになるほめ方

ダイエット情報

『できる大人は「ひと言」加える』
『できる大人のことばの選び方』
(青春出版社)
さだまさしさんから学んだ
言葉を大切にする姿勢が“ほめ達”の原点
元木忍さん(以下、元木):松本さんが、“ほめる”ことをビジネスやコミュニケーションスキルとして意識された理由から教えていただけますか?
松本秀男さん(以下、松本):私は30代で家業を継ぎ、ガソリンスタンドの経営者をしていました。ところがセルフスタンドの登場などもあって徐々に価格競争の激しさが増し、10年後には経営に行き詰まりまして。45歳の時、完全歩合の契約社員として、まったく経験のない外資系保険会社の営業に飛び込んだんです。この転職が“ほめる”ことに目を向けさせ、私の人生を180度変える大きなきっかけになりました。
元木:まったく別の世界への挑戦ですね。
松本:法人向けの個人情報漏洩保険や賠償責任保険などを売っていたのですが、それまでの10年、ネクタイもせずガソリンスタンドを走り回っていた人間でしたから、はじめのうちはまったく契約が取れませんでした。毎日70社回って2000円という月もありました。
元木:基本給にプラス2000円ですか?
松本:いえいえ。基本給が出るのは最初だけで、徐々になくなっていきます。45歳で子どもがいて、月給2000円ですよ! これはさすがにまずいなと思い、営業に取り入れたのが“ほめる”技術です。とはいえそれ以前も、「すごいですね、社長!」とかけっこうヨイショをしてみていたんですが、まったく効果なし(笑)。そこで、社長さんと初めてお会いした時、「その会社のよさ」や「取り扱っている商品やサービスの良さ」「経営者の素晴らしさ」を質問しながら、まず私自身がしっかり理解して「なるほど、だから御社はすばらしいのですね!」とお伝えしたところ、驚くほどコミュニケーションが円滑に回り始めました。こちらからお願いしなく

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