歩くだけでポイントが貯まるという大きな付加価値
――ここ数年で「おうち時間」や健康が改めて見直されるようになり、さまざまなアプリの開発に拍車がかかっていると思うのですが、フィットネスに関しては、どのようなアプリが選ばれるようになってきていますか？
「コロナ禍まっただなかのときは、ジムなどのフィットネス施設が閉鎖し、『コロナ禍でもできる』という宅トレ系や歩数計測系のアプリが伸びました。なかでも、いわゆる移動系ポイ活アプリがグッと広がりましたね。コロナも落ち着き、みなさんの気持ちも外に向き始めたので、今後はまた違った動きも出てくるのかなとは思いますが、歩くだけでポイントが貯まるという付加価値は大きいと思います」
――アプリの活用法も変わってきているのでしょうか。
「アプリをどの程度、利用してフィットネスをするか、という姿勢によると思います。ガチで運動したいという人は、同じ宅トレ系でも講師にリモートでしっかり指導してもらえるアプリを選ぶようになってきました。できれば有料のアプリを選んで、安全にトレーニングを行ってほしいですね。
また、リモート環境やリモート指導の質が向上したほか、『家トレ AI筋トレカウンター』のように姿勢をスキャンできたり、フォームをチェックできるものもあったりと 、アプリの機能もアップしています。
一方、しっかりと動くのではなく、ただ歩くだけ、移動するだけでも楽しめる『移動系アプリ』も増えてきました。車でもバスでも電車でも移動手段を問わずにポイントがたまるアプリもたくさんありますが、歩くこととアプリで楽しむことが連動したアプリは、フィットネスのきっかけにもなるのではないでしょうか」
体を動かすことの先には何かしらのハッピーが
――アプリを活用して、フィットネスを習慣化するコツは何でしょうか。
「アプリの存在そのものが習慣化の手助けになると思いますが、人間は
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