脱・脂質中毒をキープするコツは? ドクターが解説、過剰な脂質をため込まない生活習慣のポイント

ダイエット情報
うまみで満足感アップ
脂質中毒になると、脳が麻痺して食べ過ぎてしまう傾向にあります。食べ過ぎが続くともとの脂質中毒に戻ってしまうかもしれません。
「脂肪を過剰にとり続けていると、脳の視床下部に炎症が起こり、満腹中枢からの信号が出にくくなります。つまり、満腹感が麻痺してしまうのです。麻痺した満腹感を回復させるには、腹八分目の適正な食事量を心がけましょう」
そして、濃い味つけやたっぷりの脂肪味を遠ざけるには、うまみのある食事もオススメです。
「長い間に身についた食生活を直すのはなかなか困難ですが、そんなときは“うまみ”が役立ちます。かつお節のだしや昆布茶を毎日飲むと、イノシン酸やグルタミン酸のうまみが、濃い味つけを好む味覚をリセットして、満腹感を回復させてくれるのです」
豪華な食事が続くときは、それがクセにならないようにしたいですね。
大豆やきのこを意識して摂取
脂質中毒になると危険な理由は、悪玉コレステロール値が上がり、生活習慣病など病気になるリスクがあるから。しかし、このコレステロールを下げてくれる以下のような食品も存在します。
《大豆、大豆製品》豆腐、納豆、みそ、油揚げなど
《魚介類》青魚、鮭、えび、かに、いか、たこ、牡蠣、ほたてなど
《そのほか》野菜類、海藻類、きのこ類、こんにゃくなど
「コレステロールを下げる食品のなかで、簡単にとることができるのが大豆製品です。大豆の成分であるイソフラボンはポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があり、悪玉(LDL)コレステロールが、動脈硬化の原因となる酸化LDLコレステロールになるのを防いでくれます」
また、大豆サポニンにはコレステロールの吸収を抑え、大豆レシチンにはコレステロールが沈着するのを防ぐ働きがあります。さらに、がんの発生リスクも抑えます。食事に一品、大豆製品をつけ合わせることを習慣にするとよいでしょう。
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