「男女の違いを理解して、お互いに知る努力をすれば、価値観や行動が変化する時代へ」フェムケアの現状について聞きました!

ダイエット情報
「女性の健康問題の解決」が会社のミッションのひとつ
小林さんの会社は福島県国見町にあり、地元の特産品「あんぽ柿」(干し柿の一種)の製造過程で廃棄される果皮を使用し、「明日 わたしは柿の木にのぼる」ブランドでデリケートゾーン用のソープ、セラム、オイルなどを開発・販売しています。じつは小林さんは、かつては東京で体調を崩すほどの激務をこなしていたのだそう。
「男性が多い職場というのもあって長時間労働も必要で、猛烈に働いていました。そうするうちに生理不順など女性特有のトラブルが出てきて、どこかで限界がくるだろうなと思いながら働いていたんです。そんなときに東日本大震災が起きて、その中で自分の無力さを痛感して、『福島で何かできることがあれば』という思いを持つようになりました。
その後、福島が果物の産地であんぽ柿については発祥の地だということ、でもいろいろな問題で農家さんの所得が上がらないこと、人手が足りないことなどを知りました。それで『農業を持続可能な産業にする』『女性の健康問題の解決』を2つのミッションとして会社を立ち上げたんです」(小林さん、以下同)
一般的な「フェムケア」認知度は低め。でも変化の手応えが
もともと「福島の力になりたい」という気持ちが先で、「フェムケア」「フェムテック」という言葉自体についてはあまり意識していなかったのだとか。
「私たちが開発を始めたのは2017年で、当時はデリケートゾーンという言葉さえほとんど認知されていませんでしたから(笑)。それを思えば、今はフェムケアといった言葉の認知度も上がってきていると思うのですが、一般的にはまだまだかなと思います。ただ、変化は感じています。
私たちの会社では女性特有の健康課題を知ってもらうための企業向けセミナーやワークショップもおこなっていて、参加者が管理職などの男性ということが多いのですが、思った以上にいい反応や反

リンク元

タイトルとURLをコピーしました