「プラントベースミート」はやっぱり健康的? 海外研究で8週食べて体に現れた変化とは

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食べ続けることで体に変化がある?
代替肉は植物由来なので健康によいイメージがありますが、健康への悪影響を気にする声も上がっているのです。というのも、代替肉は動物の肉には望めないヘルシーな食物繊維を含む一方、それはあくまで人工的に作られた食品であり、いわば「超」加工食品。具体的には高血圧やコレステロール血症につながる飽和脂肪と塩分が多いのですが、植物由来の代替肉と動物の肉を比較したデータはまだ多くありません。
今回、米国スタンフォード大学の研究グループは、脂質やインスリン、血圧、体重など心臓や血管の病気に関連する要素がどんな影響を受けるのかを比較しました。
特に注目したのは、心臓や血管の病気やがんのリスク要素として最近浮上している「トリメチルアミン-N-オキシド(TMAO)」という化合物。赤身の肉を食べると血液中のTMAOが増加することや、ビーガンの人はTMAOの血中濃度が低いことなどが知られています。研究では、おおむね健康な36人に、全体で16週間にわたる研究に参加してもらいました。植物由来の代替肉と動物の肉をそれぞれ8週間、1日2回以上食べてもらい、肉以外の食品や飲み物はできるだけ変えないようにして(豆腐などのほかの植物由来たんぱく源や魚も制限)、各期間の終わりに血液検査などを行いました。
有害な影響は見られず
こうして確認されたのが、全体的に代替肉を食べているときのほうが、通常の肉を食べているときよりも健康上の問題が少ないということでした。具体的には、植物由来の代替肉を食べている期間が終わったあとのほうが、動物の肉を食べている期間が終わったあとよりも血液中のTMAOとLDLコレステロール、体重が低めになることが確認されたのです。また、代替肉を食べている期間が終わってからも、有害な影響は認められませんでした。
なお、TMAOは、赤身の肉に比較的多く含まれるコリンやカル

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