父親の育休で、母親の産後うつが悪化!? 海外研究では期待とは裏腹な結果に…

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子どもが生まれて2か月後の調査
出産および育児に伴う疲労は心身に重い影響を及ぼします。海外研究によると、新米ママの5人に1人くらいが子どもの誕生から1年以内にうつ症状を発症するといいます。一方で、新米パパも10人に1人くらいが同様にうつ症状を発症することがあるようです。
パパとママが協力することが大切だという観点からいえば、パパが育休をとってサポートすることには意味がありそうです。育休は日本でも共働きが当たり前になるなか、先進国で構成されるOECD(経済協力開発機構)加盟38か国のうち、日本を含む27か国が何らかの形で育休制度を設けているそう。特に父親の育休は、母親の家事や育児の負担を軽減すると同時に、子どもとの絆を深めることで、うつ症状を予防する可能性があります。
今回、フランス国立衛生医学研究所をはじめとした研究グループは、OECD27か国の平均である2週間の有給育休が認められているフランスで、育休とうつ症状との関連性を分析。子どもの出生からの追跡調査し、フランスの大規模研究の参加者から、父親およそ1万1000人と母親1万3000人のデータを集めました。子どもの誕生から2か月後(過去の研究から、産後うつに関して重要な時期)に電話インタビューを行い、父親が育休を取得したか、またはとる予定があるかどうかに加え、うつ症状の問診票でスコアを見ました。
母親はリスク下がらず
こうして確認されたのが、父親が育休をとると、父親のうつ病は減るものの、母親のうつ病は逆に増えるということ。
具体的には、育休を取得しなかった父親では、うつ病と見なされる人の割合が5.7%だったのに対して、育休をとった父親では4.5%(とる予定の父親では4.8%)と低く、うつ病になるリスクが下がりました。ところが、母親では、父親が育休をとった場合にはうつ病と見なされる人の割合が16.1%だったのですが、父親

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