片脚で10秒間立てる? 海外研究によると、バランス能力の衰えは今後10年間の健康を占う指標に

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片脚立ちテストの結果を比較
片脚でバランスを保って立っていられるかは、身体能力を測るための方法として行われることがあります。ですが、バランス能力の評価は一般的な健康診断に含まれていません。それは標準的な検査方法が確立されておらず、転倒しやすくなるといった影響が詳しくわかっていないことも関係しているようです。
今回、ブラジルや英国、オーストラリアなどからの国際的な研究グループは、バランス能力の衰えが、その人の寿命に関連するのかに注目。健康を知るための指標として参考になるのかも含めて、バランス能力と死亡リスクとの関連性を検討しました。
バランス能力の検査としては、目を開けたまま10秒間、片脚で立っていられるかどうかをチェック。なるべく同じ状態になるように、上げたほうの足の甲は軸脚のふくらはぎ辺りに置き、両腕はわきに、視線は前方に固定するというものです。50歳以上の1700人にこの検査を片脚3回まで試してもらい、立っていられたかどうかで2グループに分けて、その後およそ7年間の追跡結果をもとに死亡リスクを分析して比較。参加者は一般的な身体検査や健康状態の評価も受けました。
片脚立ちができなかった人の死亡率は…?
このような追跡調査から確認されたのが、10秒間立っていられないグループの人は、立っていられたグループの人と比べて、その後の10年間の死亡リスクが84%高くなることです。これは年齢や性別、基礎疾患などを考慮して分析した結果なので、健康状態によらずリスクが上昇する可能性がありそうだといえます。また、追跡期間中に亡くなった人の割合を見ると、10秒間立っていられなかったグループのほうが高い(17.5%対4.6%)結果でした。この片脚立ちテストの結果を、死亡リスクに影響するほかの要素に加えて分析すると、死亡リスクの予測精度が高くなることもわかりました。
今回の分析では、最近転倒し

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