ドクターに教わる、乳がんのリスクファクター&セルフチェック法

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生涯で9人にひとりがかかる乳がん
神戸出身の尹玲花院長は、乳腺専門医として研鑽を積んだのち37歳のときに同クリニックを開院しました。
「15歳のときに6000人が亡くなった阪神・淡路大震災が起き、わたし自身も母を亡くし、自宅も焼失するという経験をしています。町内でもたくさん知り合いを亡くしました。その経験から医師を志し、外科医になりました。当時はまだ、乳腺科はなくて片手間に乳腺診療をおこなっていた時代。乳がん治療で海外は手厚く、日本では立ち遅れがあると気づき、その現状を変えるべく、聖路加国際病院のブレストセンターで乳腺治療に従事しました」
尹先生は早朝から深夜まで休みなく研修に励むこと10年、のべ10万人以上の乳腺診療に従事。クリニックを開院したのち、現在は女性医師3名で診療にあたり、立川にも分院を開設されました。
「がんは一生のうちに2人にひとりが罹患し、3人にひとりはがんが死因となります。乳がんは女性のがんでいちばん罹患数が多いもので、9人にひとりがかかるといわれています。30代から増え始め、40代後半、60代がピークになります。乳がんの知識を持っておき、万が一迫ってきても落ち着いて対応することが重要ではないでしょうか」
乳がんのリスクファクターとは?
□初産年齢が30歳以上
□初経年齢が低い、11歳以下
□閉経年齢が遅い 、55歳以上
□飲酒
□肥満
□ホルモン補充療法
□乳がんの家族歴
「1つ目の初産の年齢については、日本の初産は平均31歳なのでほとんどの人が当てはまることになります。また初経年齢が低い、閉経年齢が55歳以上というのは、がん細胞の7〜8割が女性ホルモンの刺激を受けて成長するタイプと分類されるためです。妊娠中や授乳中は生理が止まるため、こうした期間が長ければ長いほどリスクを減らせるとされています。
飲酒についてはお酒の量に比例してリスクが上がるとされて

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