日本食でおなじみの「豆腐」が糖尿病リスクを下げる!? 日本の研究からわかった豆腐パワーとは

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豆腐の健康への効果に注目!
大豆からできた食品の健康効果はかねて注目されてきました。古くから良質なたんぱく質に加えて、健康によい脂肪を含有し、アジアの人たちが健康である秘密のひとつが大豆を多く食べるからといわれるほどだそう。そんな大豆の効果のひとつとして糖尿病を防ぐ効果があると指摘されたこともあります。糖尿病にはいくつかタイプがありますが、なかでも2型糖尿病は生活習慣の乱れなどの原因から代謝異常を起こす病気で、その発症には食習慣も深く関係します。
今回、大阪大学を中心とした国際研究グループは、日本人の男女2万1925人を対象に大豆の摂取量と糖尿病のリスクとの間にどのような関係があるのかを調べました。アンケートから大豆の摂取量を調べて、5年間の追跡調査によって糖尿病の発生を確認。そのうえで、大豆の摂取と糖尿病との間にどのような関係があるのかを分析しました。今回の研究で調べた糖尿病は2型糖尿病です。
豆腐の摂取との関連を確認
こうして判明したのは、豆腐を頻繁に食べている人では、糖尿病のリスクが低下するということです。こうした効果は大豆全般を食べているかどうかでは差が見られなかったのですが、豆腐を毎日食べている人ではリスクが33%低下する効果が確認されました。豆腐を週に3回未満の頻度で食べている人でも低下の傾向は見られたものの、統計学的に有意な差とは認められませんでした。味噌や煮豆は関係ないという結果です。
糖尿病を防ぐ効果は、体重が重めの女性や、閉経を過ぎた女性で特に顕著に表れやすいこともわかりました。豆腐を毎日食べるのは食の好みにも左右されそうですが、努めてレシピにとり入れることで、糖尿病を遠ざける効果を期待できるかもしれません。
<参考文献>
Yan F, Eshak ES, Shirai K, Dong JY, Muraki I, Tamakoshi A, Iso H

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