DHAががんに効く!? 海外研究で確認された、がん細胞を破壊する効果とは

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同じがんでも違い
2018年に日本で新たにがんと診断されたのはおよそ100万人。うち4割強が女性です。女性では乳がんが最も多く、続いて大腸がん、肺がん、胃がん、子宮がんとなります。
そもそもがんという病気は、細胞が異常な増殖を始めてしまう病気です。同じがんでも悪性度が高いものもあれば、それほどではないものもありますが、なかでも特に転移しやすい悪性度の高いがんは、エネルギー源として脂肪酸を使うものが多いと明らかになっていました。
そこで今回、ベルギーのルーバン・カトリック大学の研究グループは、がん細胞が種類の異なる脂肪酸にどのように反応するのかを調べています。脂肪酸は、DHAを含めたオメガ3系脂肪酸のほかにも、オメガ6系脂肪酸やオメガ9系脂肪酸などさまざまな種類があります。研究グループはがん細胞にさまざまな脂肪酸を過剰に与え、変化を確認しました。
がん細胞が壊れる
ここからわかったのが、脂肪酸のなかでもDHAががん細胞を破壊することでした。DHAを大量に与えたときに、がん細胞はDHAをとり込んで当初は大きくなるのですが、脂肪酸をため込んでおけなくなることで内部から破裂したのです。
そのほかの脂肪酸でも、DHAを含めたオメガ3系脂肪酸だけでなく、同じ多価不飽和脂肪酸であるオメガ6系脂肪酸も、がん細胞の死につながることが判明。さらに、脂肪の分解を妨げると一層がん細胞が壊れやすくなることもわかりました。
そのうえで、動物実験を実施して、DHAを多く与えることで、腫瘍の増殖が遅くなることまで確認。研究グループは、がん治療への追加として多価不飽和脂肪酸が活用できる可能性について指摘しています。人に対する効果についてはさらなる研究は必要になりそうですが、DHAへの注目度はさらに高まってくるかもしれません。
<参考文献>
最新がん統計(国立がん研究センター)
https://ganjo

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